寒いお風呂をあたたかくするリフォーム

浴室リフォームは、単なる快適性の向上だけでなく、安全性の確保にもつながります。なかでも、寒さ対策を施すことで、快適で安全な入浴環境を実現できます。高齢者やお子様がいる家庭では、温度変化による健康への影響を最小限に抑えることが重要です。あたたかいバスルームは、リラックスした時間を提供し、日々の疲れを癒す場所となります。リフォームを通じて、より健康的で安心できる暮らしを実現しましょう。

ヒートショックを予防しよう

ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動することを指します。特に冬場の浴室は温度差が激しく、これが原因で血圧が急上昇し、心臓や脳に負担をかけることがあります。高齢者や持病のある方は注意が必要です。

富山県、石川県でも毎年100人以上が入浴中の事故で亡くなっています。そのうち8割が冬季（11月〜4月）に発生し、ヒートショックが原因と推測されています。

ヒートショックのリスクは、家の中の温度差が大きければ大きいほど増します。リフォームによってこのリスクを少なくすることが可能です。特に、浴室と脱衣所の温度差を減らすことで、より安全な入浴環境を作ることができます。

浴室全体の断熱性能向上

寒いお風呂をあったかくするための最初のステップは、断熱性能の向上です。断熱材を使用することで、外気の影響を受けにくくし、室温を保ちやすくなります。また、エネルギー効率も高まり、結果として光熱費の削減にもつながります。

最近のユニットバスは、浴室まるごと保温が標準でついていたり、オプションで選択できるようになっています。ぜひオンリーワンリフォーム石友の店頭でご相談ください。＞＞来店予約

断熱性能が向上すると、バスルーム内の湿度も管理しやすくなり、カビや結露の発生を抑えることができるため、清潔で快適な空間を保つことができます。

天井・壁・床まるごと保温　(C) LIXIL

窓の断熱強化

なんといっても開口部、窓がいちばん熱の逃げやすいところです。窓の断熱強化は、比較的手軽に行える方法であり、効果も高いため、検討すべき手段のひとつです。二重窓の導入は、断熱性をさらに向上させるだけでなく、音の遮断効果も期待できます。これにより、外部の騒音を気にせず、ゆったりとしたバスタイムを楽しむことができます。

最近のお風呂は冷めない？浴槽の保温性比較

近年は、各メーカーが湯温を長時間保つことができる高断熱浴槽を提供しています。ここでは、各社浴槽の保温性に注目してご紹介します。

TOTO　魔法びん浴槽

「魔法びん浴槽」は4時間経過しても約2.5℃しか温度が低下しません。浴槽周囲の「断熱材」と「断熱ふろふた」がしっかりと包み込み、湯はり後の温度低下がゆるやかになるからです。また、追いだきなど保温に使うエネルギーを約56％も節約できます。シンラはもちろん、大人気商品サザナも魔法びん浴槽です（タイプによってオプションの場合あり）。

(c)TOTO

LIXIL　サーモバスS

リクシルでは保温組フタと浴槽保温材を合わせて「サーモバスS」とよんでいます。ダブル保温構造で、湯温の低下を軽減します。サーモバスSも4時間後の温度変化は2.5度以下です。断熱のない従来浴槽では5〜7度も下がってしまうようですが、サーモバスSなら、入浴時間の異なるご家族でも快適に入浴できます。ただしリデアCタイプではオプションになるので、ご注意ください。

Panasonic　保温浴槽II

パナソニックではそのものずばり保温浴槽IIとよばれています。こちらも断熱材で包んだ浴槽と風呂ふた断熱材のセットで高い保温効果を発揮します。5時間経っても2.5度以内の湯温低下とうたっています。Lクラス、オフローラとも標準となっていますが、オフローラでは浴槽パンがオプションです。

そのほか、TOCLASエブリィでも、浴室/浴槽まるごと断熱仕様を選べるようになっています。商品の仕様や条件は多岐にわたるため、オンリーワンリフォーム石友では、専任スタッフが予算に応じてアドバイスいたします。お気軽にご相談ください。

補助金や助成金の活用

政府や地方自治体が提供する補助金制度を利用することで、リフォーム費用の負担を軽減できます。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、国では3省連携で住宅省エネキャンペーンという補助制度を創設しています。省エネリフォームに対して補助金が交付される制度で、高断熱浴槽や高断熱窓も対象になっています。申請は、リフォーム工事を行う事業者が行います。一般消費者（お施主様）は事業者から補助金の還元を受けることになります。

補助金を利用するためには、事前の情報収集と計画が重要です。申請には一定の条件があり、専門家のアドバイスを受けることで、スムーズに手続きを進めることができます。

実際は対象になるリフォームでも、慣れていない業者では面倒がられたり、事業者として登録されていない場合もあります。オンリーワンリフォーム石友は毎年申請実績があり、補助金を活用したプランの提案を承っております。国や自治体の補助金は予算上限到達次第終了となるため、お早めにご相談ください。＞＞無料相談見積

お風呂リフォーム施工事例

オンリーワンリフォーム石友の浴室リフォーム施工事例はこちらです。洗面脱衣室と合わせて施工している実例もありますので、ぜひご参照ください。

まとめ

今年こそ、寒いお風呂をあったかくするリフォームを検討してみませんか。断熱性能の向上や最新ユニットバス導入、窓の断熱強化など、様々な方法があります。また、浴室換気乾燥暖房機、脱衣室暖房機の取扱もございます。ヒートショックのリスクを減らし、家族全員が安心して入浴を楽しめる環境を整えましょう。