「最近、キッチンに立つのがちょっとつらい…」
「しゃがんで収納を開けるのが面倒になってきた」
そのように感じ始めたら、それは暮らしの見直しどきかもしれません。
年齢を重ねるとともに、家の中の動作ひとつひとつにも負担がかかるようになります。中でも毎日使うキッチンは、体への負担が溜まりやすい場所です。
今のうちからキッチンリフォームを意識しておくことで、将来も安心して使い続けられる使いやすいキッチンが実現できます。
今回は、バリアフリーキッチンの具体的なリフォームポイントや事例を交えながら、将来を見据えた快適なキッチンづくりをご紹介します。
目次
若い頃は何とも思わなかったキッチンでの動作も、年齢とともに「しんどい」「不便」と感じるようになっていきます。特に以下のような悩みは、50代以降の方からよく聞かれるものです。
標準的なキッチンの高さは80〜85cm程度ですが、人によってはこの高さだと前かがみになりすぎて腰への負担がかかります。長時間の洗い物や下ごしらえをしていると、「だんだん腰がつらくなってきた」と感じる方も多いのではないでしょうか。
しゃがまないと開けられない開き扉式の収納、奥の物が取り出しにくい吊り戸棚……。日常的に使うものが取りづらい場所にあると、ちょっとした動作もストレスになります。特に膝や肩の関節に不安がある方にとっては、収納の使い勝手が生活の快適さを大きく左右します。
年齢を重ねると、うっかり火をつけたまま忘れてしまったり、衣服に火が燃え移ってしまうリスクも高まります。実際に、高齢者によるガスコンロ火災の事故件数は年々増加傾向にあり、安全面の見直しは早めに検討しておきたいポイントです。
身体機能の低下は、ある日突然やってくることもあります。体に不調を感じてからのリフォームは、今あるキッチンの片付けだけでも大きな負担になりがちです。実際にリフォームを終えた方の中には、「もっと早くやっておけばよかった」と話す方も少なくありません。
大がかりな工事ほど、体が元気なうちに済ませておいたほうがスムーズです。バリアフリー化は将来の備えであると同時に、“今”の暮らしをぐっとラクにするため、40代・50代のうちに検討しておくと良いでしょう。
キッチンをバリアフリーにすると、ご高齢のご家族だけではなくお子さんや背の低い方も使いやすくなります。使いやすいキッチンは家事動線もスムーズになり、家族の協力体制も自然とできるでしょう。
ここからは、バリアフリーキッチンを実現するための具体的なリフォームポイントを3つご紹介します。
キッチンの作業台(ワークトップ)の高さは、「身長÷2+5cm」が目安。数センチの違いが、毎日の調理や洗い物の際の負担に大きく影響します。
ワークトップの高さ目安
・身長160cmの方→約85cm
・身長155cmの方→約82.5cm
・身長150cmの方→約80cm
作業台が低すぎると前かがみの姿勢になり、知らず知らずのうちに腰・肩・首に大きな負担がかかってしまいます。リフォームのタイミングでキッチンの高さを見直すことで、自然な姿勢で作業できるようになり、体への負担が軽減されます。
昔ながらのキッチンで多く見られる「開き扉」タイプの収納は、扉を開けた奥に物をしまうため、どうしても中が見えにくく、しゃがんで物を探す必要があります。
近年主流となっている「引き出し式収納」は、上から中身が見渡せて、立ったままでもラクに物の出し入れが可能です。重たい鍋や調理道具も引き出しごと手前に引き寄せるだけで簡単に取り出せるので、体への負担が大幅に軽減されます。
さらに、引き出しには「ソフトクローズ」機能を備えたものも多く、開閉時の衝撃音や手指への挟み込みリスクも防止。上部収納についても、手が届きやすい位置に棚を設けたり、昇降式の吊り戸棚を採用したりと、無理なく使える工夫をすると良いでしょう。
IHクッキングヒーターは火を使わず、調理中の火災リスクやヤケドの心配が少ない調理機器です。
最近のIHには視覚・音声で加熱状況を知らせる機能や、調理終了後に自動で加熱を止める機能など、高齢者に配慮したモデルも増えています。切り忘れ防止タイマー、鍋なし加熱防止、チャイルドロックなど、操作ミスを防ぐ機能も豊富です。
お掃除の面でも、IHは調理後にサッとひと拭きするだけ。油汚れがこびりついた五徳(ガスコンロで鍋やヤカンを置くための金属家具)やバーナーの掃除に悩まされることもありません。
ここからはオンリーワンリフォーム石友が実際に行った、バリアフリーキッチンへのリフォーム事例をご紹介します。
Before
After
・エリア:石川県内灘町
・リフォーム費用:119万円
・工期:1日間
・築年数:30年
・パナソニック IHクッキングヒーター
ご高齢の奥様が使いやすいように工夫されたキッチンリフォームの事例です。
安全面を考えて、IHクッキングヒーターを導入。お手入れも簡単なので、日々の家事負担も軽減されます。
収納の一部は、扉式から引き出し式に変更し、物の出し入れをスムーズに。鍋や調理器具も立ったまま取り出せるようになり、しゃがんだり手を伸ばす動作が大幅に軽減されます。
Before
After
・エリア:富山県高岡市
・リフォーム費用:182万円
・工期:4日間
・築年数:23年
・トクラス Bb I型2,550mm
高齢のお母様と娘さんが親子で一緒に料理を楽しむために行ったキッチンリフォームの事例です。
以前のキッチンは開き戸収納やガスコンロなど、特に高齢の方にとって使いづらく、また安全面でも不安がありました。そこで、火を使わないIHへ変更し、調理中のヒヤリとする心配を解消。収納は引き出し式にすることで、立ったままでも楽に物を出し入れできるようになりました。
さらに、シンクや作業スペースの高さを見直すことで、腰や肩に負担をかけずに調理できるように。親子で並んで立ってもゆとりのあるキッチン空間が実現しました。
キッチンのリフォームをしたいけれど「具体的にどう進めたらいいのかわからない…」という方も多いかもしれません。そんなときは、まず今のキッチンで感じている困りごとをリストアップしてみましょう。
それをもとに、ショールームで実物を見ながら相談したり、専門スタッフにアドバイスをもらったりするだけでも、理想のキッチン像が見えてきます。
キッチンリフォームに興味がある方は、ぜひオンリーワンリフォーム石友のショールームにいらしてください。最新のキッチンを見てみるだけでも、きっとリフォームの夢がふくらみますよ。
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