家族で過ごす「おうち時間」の大切さが重視され、今やキッチンはただ料理する場所から、食を通して家族とつながる場所へと進化しています。
家族と一緒に使いやすいキッチンにリフォームして、「いただきます」までの時間も、かけがえのないひとときとして楽しんでみませんか?リフォームのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
目次
誰かと一緒に料理を楽しむなら、キッチンの使いやすさにもこだわりたいところです。次の4つのポイントが気になったら、リフォームを検討するタイミングかもしれません。
・スペースが限られてしまい、2人並んで使いにくい
・調理中に家族の様子がわかりにくい
・何が・どこに収納されているかわかりにくい
・どことなく暗く感じられる
自分1人で集中して料理をするなら、無駄のないコンパクトな動線が使いやすく、「量」を重視した収納も問題なく使えます。しかし家族で一緒にキッチンを使うなら、複数でも快適なスペースと、一目で収納場所がわかる工夫をすると、もっと快適に料理を楽しめるでしょう。
具体的にどうすれば料理を楽しめるキッチンになるかを考えたときに、意識したい5つのポイントを紹介します。
1人で使うなら、キッチンの通路幅は80~90cmあれば十分です。しかし同時に2人以上で使うなら、100~120cmほどの通路幅は確保したいところ。特にキッチンの背面に引き出しタイプの食器棚を置くなら、引き出しを開けた状態でもすれ違えるだけの余裕を持たせた方が、ストレスなくキッチンを使えますよ。
食材を「洗う・切る・焼く」と、複数の工程を経て完成する料理を手際よく作るコツは、作業効率をよくすること。冷蔵庫からシンク、コンロへとつながる動線を見直すと、調理時間の短縮につながりますし、家族と一緒の調理もしやすくなります。
家事にかける時間を少なくできれば、その分家族でゆったりと過ごす団らんの時間も増やせるのも素敵ですね。
料理中のにおいや音など、キッチンは住まいの中でも特に五感を刺激する場所。キッチンとダイニングの間に仕切りのないオープンキッチンなら、「何をやっているのかな?」と自然と家族が集まってコミュニケーションが生まれます。お互いの様子がわかるので、家族も料理に参加しやすくなるでしょう。次に何が必要かもわかるので、配膳なども積極的に手伝えます。
家族で使うなら、キッチンの収納は一目で何が・どこにあるかわかりやすい引き出しがおすすめ。開き扉は背の高いものを収納しやすいというメリットもありますが、奥に仕舞いこんだものは見つけにくいです。
複数人で使ってもモノが散らからないように、見やすい収納を心がけましょう。
ダークブラウンやネイビーといった、濃い色合いを中心にしたキッチンは、落ち着いた高級感を演出します。しかし間取りによって、周りに壁が多かったり限られたスペースだったりすると、圧迫感が出てしまうこともあるでしょう。
特にお子さまと一緒に料理を楽しみたい場合は、キッチンそのものを快適に感じられるように、明るくナチュラルな色合いがおすすめです。
子どもの自立心を育てるため、お手伝いを積極的にお願いしているご家庭も多いでしょう。中でもキッチンでの体験は、小さな子どもにぴったりのお手伝いです。
東京都生活文化スポーツ局の監修するWebサイト「TEAM家事・育児」では、子どもにおすすめの家事の種類と年齢を以下のように発表しています。
<年齢別のおすすめのお手伝い>
3~5歳 | ・混ぜたり、こねたりといった簡単な料理 ・食べ終わった食器を運ぶ |
6~7歳 | ・料理の下処理(サヤエンドウの筋取り、卵割りなど) ・食卓の準備 |
参考|東京都TEAM家事・育児「親子で家事をしよう!子供の「お手伝い」はいいこと尽くめ」
お手伝いを促すコツは、「一緒にやってみる?」「何が必要だと思う?」と声をかけ、子ども自身に考えさせること。キッチンは食材や味付けを工夫できる場で、子どもの想像力や創造力を育むのに最適です。
子どもと一緒に料理を楽しむなら、安全性と使いやすさへの配慮も万全にしておきましょう。おすすめの2つの設備を紹介します。
より安全に料理を楽しむなら、加熱機器はIHクッキングヒーターを選ぶのがおすすめ。火を使わないので火事のリスクを抑えられますし、五徳がないので鍋の高さが下がり、お子さまでも調理しやすくなりますよ。
出典:株式会社LIXIL
材料をこねたり粉のついた手を洗ったり。料理中は特に手を洗う機会は多いものです。お子さまが料理をするときは手が水栓レバーに届きにくいことも多く、水を出すたびに手を止めて手伝うのも大変です。
センサー式タッチレス水栓を取り付けると、さっと手をかざすだけで簡単に水を出したり止めたりできるので、衛生的かつ節水にもつながります。見た目もスタイリッシュなので、オープンキッチンとの相性もよい水栓です。
ここからは、オンリーワンリフォーム石友が手掛けた、家族で使いやすく料理を楽しめるキッチンにしたリフォーム事例をご紹介します。
Before
After
・エリア:石川県小松市
・リフォーム費用:200万円
・工期:14日間
・築年数:31年
・TOTO ミッテ
築31年のこちらのお宅のお悩みは、リビング・ダイニングとキッチンの間にある壁のせいで、調理中にお孫さんの様子がわからないこと。お孫さんを見守りながら安心して調理でき、さらに家族との会話も楽しめるように思い切って壁を取り払い、開放的なオープンキッチンにリフォームしました。
キッチンの取り付け位置や分電盤の位置、コンセントの増設など細かい部分にもこだわり、キッチン側の空間も広々としたスペースを確保しています。調理中でも家族団らんができるようになったと、お客さまからも喜びの声をいただいています。
Before
After
・エリア:石川県津幡町
・リフォーム費用:158万円
・工期:7日間
・築年数:35年
・Panasonic Vスタイル I型 2,550mm
火災の不安を感じていたガスコンロから、思い切ってIHクッキングヒーターに変え、キッチンも使いやすい引き出しメインのタイプにリフォーム!IHクッキングヒーターはワイドグリルが特徴の三菱製を選択。ダイヤル式で直感的に火力を調節できるので、ガスコンロから変更した方でも違和感なく扱えます。
キッチン周囲の壁も、掃除のしやすいキッチンパネルをセレクト。油汚れもさっと拭き取るだけで簡単に落とせるので、お手入れしやすく雰囲気も明るくなりました。
毎日の食事を作るキッチンは、ただ「生活に必要」というだけではなく、家族共通の経験や思い出を増やせる場所でもあります。「どんな料理ができるんだろう」というワクワクや、においから感じる期待など、日常を彩る場所としてキッチンを楽しみましょう。
小さなお子さまと一緒に料理をするのはハードルが高く感じられるかもしれませんが、家族にとってかけがえのない思い出になります。家族で料理を楽しめる使いやすいキッチンがご希望の方は、ぜひショールームにお越しいただき、機能性の高さや実際のサイズ感をご確認ください。
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