安心・安全な暮らし(入浴)をするにあたり、知っておかなければいけないことがあります。それは「浴室内熱中症」と「ヒートショック」です。
長湯や高温での入浴により体があたたまることで血管が広がり、血圧が低下して起きる「浴室内熱中症」。
そしてもう一つが、急激な温度変化によって、血圧が上下に大きく変動し、体に負担がかかる「ヒートショック」があります。

厚生労働省の調査では、浴槽内の溺死および溺水での死亡者数は2016年、交通事故による死亡者数を上回りました。熱中症においては入浴前後の十分な水分補給をはじめ、入浴の仕方に気をつけないといけないということですが、「ヒートショック」は住宅の温度差をなくすことで軽減することができますので、住宅また入浴時の断熱性を考慮することは大切なことです。
本来はリフォームすることで、住宅全体を断熱化し、より暖かく、また温度差をなくすことが最善ですが、お風呂は特に体感する温度差が発生しやすい場所ですので、お風呂をリフォームする際には、できる限りの断熱性の配慮ができると良いと思います。

ユニットバスにすることで非常に断熱性が向上しますが、入浴前・後の脱衣場は異なります。ですので、入浴で温まった身体が冷えないように脱衣場の断熱性も考慮すべきです。これは健康上の観点もありますが、冬場における衣類の着替えが少しでも暖かい空間でできるようになることは、冬場の入浴がとても快適になると思います。