TOTO、パナソニック、LIXIL・・・など、様々なキッチンメーカーとシリーズがありますが、現在のキッチンは昔のキッチンとは異なり、主流は引き出し式の収納タイプですので、引き出し奥の収納物も簡単に取り出しができ、頻度の高いものは上部引き出しに入れ、屈まなくてもラクな姿勢で調理器具などが取り出しやすいようになっています。
収納性能が向上しているということが、今のキッチンの大きな特徴の一つではないかと思います。
キッチンをリフォームする理由としては、「古くなったからそろそろ新しくしたい」「掃除のしやすいキッチンにしたい」など、様々な理由があると思いますが、一般的に調理(家事)は365日朝昼晩と行わないといけませんので、リフォームすることで少しでもラクに家事ができるようにしたいと誰しも思っていらっしゃることだと思います。
家事を少しでも楽にしたい、そのためには、「現在の調理の仕方」を振り返ることで、ご不満点や使いづらい点などを理解することが大切です。
例えば現在調理の際に使いやすいように、キッチンのコンロ付近上にたくさんの調味料が置いてありますが、後片付けの際の油汚れを拭き取るのに、毎回調味料をずらさないといけないので不便に感じているという不満点があるとします。
その不便さを解消するために、調味料を取り出しやすく、かつ掃除がしやすいような置き場を設置したいという一つのリフォームする目的が見えてきます。その解決法の一つとして、写真のような調味料をたくさん収納でき、かつ使いやすいようなキッチンの仕様にするということに繋がります。
このように調理の仕方を振り返ることで、ご不満な点や使いづらい点を明確にし、一つでも多くそれを解消することができたのであれば、その分だけ調理(家事)が必ずラクになるはずです。また、「現在の調理の仕方」を振り返ることで、ストック品の置き場がない、家電やゴミ箱の置き場に困っている・・・・など、システムキッチンに関わる以外の様々な調理(家事)の不満点が見えてきたりもしますので、リフォームの方向性を検討する上で現状の振り返りは非常に大切なことだと捉えています。